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​2019/10/23

※140SS

最近結える程になった黒髪が頭から離れず、購入してしまった簪。黄から赤に溶けていく色合いが炎の様だ。これで炎柱の、煉獄の妻だと、知らない隊士達に示せる。はずだった。「切られたのかっ!?」「いいえ、自分で切ったの。似合わないし、少し邪魔だったから。」…渡せる日はいつか来るだろうか。

「? どうかした?」

「い、いや!なんでもない!大丈夫だ!」​

write:2019/10/23

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