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2022/01/24

​※元ネタ:たったひとつの、ねがい(入間人間)

妹が、甘い物と光る物と可愛い物が好きだから。女の子という神秘は、それらで出来ていると信じていて、きっと彼女もそうだと思っていた。だが実際どうだろう。世間的な甘い物にも光る物にも可愛い物にも、彼女は釣られない。何が好きかと聞けば「ネズ」と真っ直ぐ答えやがる。甘くなければ光ることもなく、さらには可愛くもないこのおれに、彼女の目が訴えてくる。この世に存在するどんなものよりも、おれがいいと言ってくれるのならば。きみは、その命を差し出すことも惜しまないだろうか。甘い物にも光る物にも可愛い物にも靡かないきみが、どんな味するのか楽しみですよ。せび骨の髄までしゃぶり尽くさせてくださいね。

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write:2022/01/24

​edit  :2022/02/14

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