top of page
生きづらい。
こちらは非公式の短編ネームレス夢サイトです。
公式である原作会社および関係者様とは一切関係ございません。
“夢小説”という言葉を知らない、または得意ではない方は、このブラウザを閉じられますようお願い致します。
最低限の同人マナー、ネットマナー、対人マナーをお守りの上、公共の場でのご閲覧を避け、個人の範疇でお楽しみください。
内容によっては年齢制限や倫理観ゼロな作品もございます。
注意書きはありますが、一個人基準であることをご了承ください。
また、読了後の苦情はお受け致しかねます。
以上を踏まえ、許容範囲が大変寛大な方のみ下記の画像からお進みくださいませ。
2020/04/11
※ネズ→夢主→誰か
いつか死ぬしたら、散骨したこの海で溺死したいと決めていた。一歩踏み出すことに、何の躊躇いも無い。気怠い生が気泡へと消えていく様子を、わたしはただ見ているだけ──のはずだった。
吸い込んだ空気で肺が膨らみ、 水が押しのけられて口から吐き出されていく。本能的に喘ぐわたしを、硬くて煩わしい温もりが抱き竦めた。
「放っておけばいいのに」
音もなく頭を振る仕草に、わたしは笑った。
「惨めに生きろって言うんだ、ネズはひどいや」
どんなに嫌味たらしく言っても、腕の中からは解放されない。
「おれのために、生きてください」
あーあ。ネズはきっと悪魔だね。
死にたがりと悪魔
write:2020/04/11
edit :2021/12/08
bottom of page