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​2020/08/21

※140SS​

​※某方の呟きより

​ ​赫い肌の熱が視覚から伝わり、彼女との関係性に相応しくない妄想を掻き立てられた。「それくらいにしておかないと、後がつらいですよ」未だに酒を呷る彼女を言葉で引き止めながら視線を外す。刹那。目の端で閃光が瞬き、腹底に燻る劫火が頭を擡げた。理性が曖昧に残っていなければ、吐き出せるのに。

write:2020/08/21

edit  :2021/06/08

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